AGA治療専門病院の実力検証サイト AGA治療専門病院の実力検証サイト

東京都内には数多くの
AGAを治療する専門の病院
があります。
このサイトでは5つの病院の
評判を集め、その実力を
比較しました!

効果的なオリジナル治療を行う
AGA治療のおすすめクリニック3選
01 表参道スキンクリニック
発毛実感率99%
ヘアジニアス30,000
公式サイト
を見る
02 湘南美容外科クリニック
発毛実感率99%
毛髪再生スマートメソ98,000
公式サイト
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03 Harg治療センター
発毛実感率94.4%
HARG療法185,000
公式サイト
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AGA治療薬にはどんな種類があるのか

AGA治療薬は数多くの種類がありますが、それぞれどのような効果が期待できて、費用はいくらかかるのか、といった情報を紹介していきます。

AGA治療薬の効果と副作用・費用の早見表

治療薬名称 効能効果 副作用 費用(月額)
プロペシア 脱毛の抑制 勃起不全、肝機能障害 5,000円程度
ミノキシジル 発毛の促進 頭痛、腹痛 4,000円程度
ザガーロ 発毛の促進 勃起不全、肝機能障害 9,000円程度
フィンペシア
(ジェネリック)
脱毛の抑制 勃起不全、肝機能障害 1,000円程度
エフペシア
(ジェネリック)
脱毛の抑制 性欲の減退 1,000円程度
フィナロ
(ジェネリック)
脱毛の抑制 性欲の減退 1,000円程度

プロペシアとミノキシジルは、AGA治療薬として国内で認可されている公式の治療薬です。効果と実績のある2つの治療薬ですが、どちらも即効性があるわけではありません。ある程度の時間をかけて使用することで、効果と効能が現れてきます。

また、最近ではジェネリック医薬品や新しい治療薬として「ザガーロ」も登場。発毛を促す治療薬として期待が高まっているのです。

以上に加えて近年では患者の状態・状況に合わせて配合してくれるオーダーメイド処方まで登場して、AGA治療はますます進化しています。

ただ、AGA治療にはコスト面での不安がつきまとうのも事実。病院や専門のクリニックで処方される公式の治療薬の特徴は何といっても、費用の高さにあります。しかもAGA治療は自由診療に当たり、健康保険の適用外。さらに効果と効能を得るためには、服用を長期間にわたって続けなければなりません。プラスして治療薬を購入するには診察もセットで必要です。

そこで、コスパに優れた治療薬としてジェネリック医薬品が注目されています。まず初めに、公式とジェネリック双方のAGA治療薬の効果と効能、副作用、費用目安をまとめましたので、上記の早見表をご確認ください。

目次

AGAクリニック独自の治療薬を調査

AGAクリニックが独自に開発した薬もあります。費用はやや高めとなりますが、プロペシアなどと併用することで高い発毛効果を発揮します。いくつかピックアップして調査してみました。

オーダーメイド処方:表参道スキンクリニック

表参道スキンクリニックが処方しているのは、患者に合わせて成分配合を調整するというオーダーメイド処方。ミノキシジル、アミノ酸に加えて、頭皮の状態の向上が期待出来るビタミン・ミネラルなどを個人の用途やAGAの進行具合に合わせた薬を調合しています。その人の状態に合わせて処方してくれるのが、既存のAGA治療薬と大きく違うところ。一般的な医薬品で効果がでなかった人でも、99%の確率で発毛実感ができると評判です。

ほかにも一般的なAGA治療薬(3,980円~)や医療発毛頭皮ケアなど、快適な毛髪のためにいろいろな治療オプションをそろえています。

内容・名称 容量(成分) 効果 費用
オーダーメイド処方 1カ月分 クリニック独自の配合技術で、ミノキシジルやアミノ酸、ビタミン、ミネラルなど、一人ひとりの毛髪の状態に合わせてバランス良く配合して処方。 25,000円~
プロペシア 1mg×28錠分(フィナステリド) 発毛・育毛に効果があるとされる一般的なAGA治療薬。 3,980円~
医療発毛頭皮ケア 1回分 専用のダーマローラーや注射でミノキシジルや各種成長因子を注入、発毛を促進する。 60,000円~

HRオリジナル:ルネッサンスクリニック

湘南美容外科がプロデュースしている、AGAルネッサンスクリニックで処方している治療薬。有効成分をバランスよく配合し、患者に合わせた処方ができるよう4つのタイプにわかれています。

名称 成分(容量) 効果 費用
タブレットAi フィナステリド(1mg×30錠、1カ月分) 脱毛の抑制 初回限定:1,800円
2回目以降:3,000円
タブレットB-2 ミノキシジル(1カ月分) 発毛・育毛効果 17,550円
(タブレットAi、B-2、C-1セット)
タブレットC-1 ビタミン、ミネラル、アミノ酸(1カ月分) 育毛効果 17,550円
(タブレットAi、B-2、C-1セット)
HRアクア ミノキシジル、フィナステリド(1カ月分) 脱毛抑制・発毛効果 21,060円
プロペシア フィナステリド(1mg×28錠分) 脱毛の抑制 初回限定:4,200円
2回目以降:6,000円
※AGA新宿院、AGA福岡院限定

ミノフィアG:ゴリラクリニック

ゴリラクリニックが提供しているオリジナルの処方です。フィナステリド、ミノキシジル、アミノ酸を配合。複数の錠剤を飲むことなく、すべての効果が1錠にまとめられています。効果としては脱毛を防ぎ発毛・育毛を促進。AGA治療薬に必要とされるすべてが詰まっているといえるでしょう。

内容・名称 容量(成分) 効果 費用
ミノフィアG 30日分(フィナステリド、ミノキシジル、アミノ酸) 効果の速さや大きさには個人差はあるものの、ほとんどの人が服用開始から4~5カ月後までに、早い人で2カ月ほどで効果を実感できるとのこと。 初月16,000円
プロペシア 1mg×28錠分(フィナステリド) 発毛・育毛に効果があるとされる一般的なAGA治療薬。 9,000円
ミノキシジルタブレット 2.5mg、28日分 髪をつくる毛母細胞に直接作用し、滞っていた細胞の働きを活発にすることで発毛を促す。 7,500円

Rebirth(リバース):AGAスキンクリニック

リバースはAGAスキンクリニックの専用処方。こちらもフィナステリドとミノキシジルを主成分とし、さらに頭皮環境を整えるための栄養が配合されています。内服薬と外用薬が用意されていて、患者の状態に合わせて処方してくれます。

内訳 容量 費用
内服薬 30日分 14,000~22,000円
外用薬 30日分 14,000円
プロペシア 28錠分 初回:4,200円
2回目以降:7,000円

AGA治療薬の知識を持つことは大事

近年では、コスパに優れた治療薬としてジェネリック医薬品が注目されています。個人輸入で入手でき、低コストで服用を続けやすいメリットがあり、コスト面を抑えられる点は魅力といえるでしょう。

ジェネリックは、公式の治療薬と同じ成分を使っているため効能効果は同じです。変わるのはコストのみ。AGA治療薬は使うことをやめてしまうと、もとの薄毛に戻ってしまいます。そのため、費用を抑えるのであれば、クリニックでジェネリックの相談をしてみたいところです。

このサイトではプロペシアやザガーロ、ミノキシジルだけでなく、ジェネリック医薬品についての情報もまとめています。更には、上記しているような、オーダーメイド処方が可能なクリニック独自のAGA治療薬の情報も扱っているので、ぜひ参考にしてください。

AGA治療薬は使うことをやめてしまうと、もとの薄毛に戻ってしまいます。途中で止めることなく、ぜひ続けていきたいところです。

飲む育毛剤って?「プロペシア」の正体教えます!

AGA治療の代表的な薬の1つであるプロペシアは、錠剤タイプの飲む育毛剤。
この治療薬の主な成分であるフィナステリドは当初、AGA治療のために開発されたのではなく、前立腺肥大症を治療するための薬として作られました。その後、抜け毛抑制作用があることが分かり、1997年にFDAに認可された後、今ではAGA治療に欠かせない薬の1つとして活躍しています。

男性ホルモンの一種であり、脱毛の発生を引き起こすジヒドロテストステロンの発生を抑えてくれます。服用することによって男性ホルモンによる発毛阻害がなくなるため、次第に髪の成長バランスが整ってきます

国内の臨床試験では3年使用で70%以上の人に改善傾向がある治療薬として名が知られるほど。
人によって、性欲低下・ED(勃起不全)・じんましん・倦怠感などの副作用が出る場合がありますが、発症率は極めて低いといわれています。
プロペシアは医療用の医薬品なので、購入を考えている方は、医師に相談しましょう。

ハリのある髪をつくる「ミノキシジル」って?

ミノキシジルは髪をつくる毛母細胞に直接働きかけ、滞っていた細胞の働きを活発にすることで、発毛を促してくれます

ミノキシジルもプロペシアと同様、当初はAGA治療薬で使われていたのではなく、別の病気の治療薬として使われていました。血管を拡張する作用があるため、高血圧の方に処方されていましたが、服用者から髪が増えたという声が広まり、発毛剤としても注目され始めました。
今では正式に薄毛治療薬として認可を受けている有名な治療薬の1つです。

髪の毛の生え変わりのサイクルは毛母細胞の分裂が大きく関わっています。

また、毛母細胞の働きをサポートしている毛乳頭細胞は、髪の量・バランスを確認し、髪を増やすタイミングを見計らっている重要な存在。
しかし、血液の流れが滞っているとどちらの細胞の働きも鈍り、髪に必要な栄養素や血液などが充分に行き届きません。この状態を回避するためにも、ミノキシジルは最適な治療薬なのです。
血管を拡張して血行を促進する 効果があるため、毛母細胞や毛乳頭細胞が活発になり発毛効果が期待できます。

副作用には頭皮のかゆみやかぶれなどの接触皮膚炎・じんましん・脂漏性皮膚炎などを生じる場合があります。

また、元々高血圧の方に処方していた薬なので、低血圧でお悩みの方は、場合によっては血圧が低くなり過ぎる危険性があります。

プロペシアとミノキシジル互いにFDA認可済のADA治療薬ではありますが、副作用の症例は確認されているため、安心して治療を続けていくためにも、AGA治療院で相談することが改善の近道です。

「脱毛症診療ガイドライン」で推奨されているAGA治療薬

脱毛症診療ガイドラインとは?

日本皮膚科学会が発表した、男性型脱毛症の診療ガイドラインです。有効性と安全性の高い男性型脱毛症の治療を行うために公表されました。ガイドライン作成のきっかけは、2005年にプロペシアが正式に認可されたこと。当時、日本初の薄毛治療法として「プロペシア」が導入されたのを皮切りに、全国の病院で薄毛治療が始まりました。その一方で、問題となったのが実際は医学的根拠のない民間療法の横行です。

適切な治療が受けられるように薄毛治療のエキスパート達が中心となり明確なガイドラインの作成が始まりました。完成したのが、2010年に発表されたガイドラインです。男性型脱毛症診療水準の向上を目的としてガイドラインは作成されました。

ガイドラインが作成されたことにより、国内で初めて薄毛治療の標準的治療法が確立しました。その後は、医学的根拠のない民間療法が出回ることが減り、新たな薄毛治療法も生まれています。ガイドラインは2017年に改訂され、治療法の推奨度を分類ごとにわけた詳細な情報が記載されています。女性型の脱毛診療ガイドラインとしても有効になりました。

2017年版ガイドラインでは、治療法として フィナステリドやデュタステリドという内服治療薬やミノキシジルを含有したローションなどが推奨されています。以下に、男性型および女性型脱毛診療ガイドライン2017年版に沿った情報をまとめました。

ガイドラインによる治療薬・治療法の推奨度

男性型および女性型脱毛診療ガイドラインは、医学会で発表された論文や、科学的根拠に基づいたエビデンスなどを参考に作成されました。人体の基礎的文献や動物実験のデータは一切採用していません。

一方で、保険診療では認められていない治療方法や薬でも医学的根拠のある場合はガイドラインの作成に取り上げているとのこと。あくまで薄毛治療に対して明確な「根拠」がある方法のみ抽出しています。 しかし、薄毛治療のデータやエビデンスは国際的に見ても不足状態。そのため、医学的根拠に注力しつつも専門委員会や専門家個人の意見を取り入れて、推奨度を決定しています。

Aランク(行うように強く勧める)のAGA治療薬・治療法

フィナステリドの内服

フィナステリドは、AGAの代表的な治療薬、 プロペシアに含まれる成分です。薄毛の原因となる、脱毛ホルモン(5αリダクターゼ)を抑制して、抜け毛を防ぐ働きがあります。

5αリダクターゼとは体内で発生する酵素です。体内のテストステロンと結合して、より強力な男性ホルモン「ジヒドロテストステロン(DHT)」に変換。

AGAによる抜け毛は、DHTが髪の成長サイクルに介入して引き起こされる現象です。DHTの生みの親である5αリダクターゼの働きを抑制して、脱毛症の進行を遅延させる治療法が最も推奨されています。 2017年版のガイドラインでも、 フィナステリドの内服によるAGA治療を推奨しており、効果を計測したデータが発表されました。

801 名の「日本人」男性被験者を対象とした観 察研究において,フィナステリド(1 mg/日)5 年間の 内服継続により写真評価において効果が 99.4%の症例 で得られた28).40 歳未満の症例,重症度の低い症例で より高い効果を示した. 出典:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版

上記のような研究を重ねたうえで、2017年版のガイドラインでは、AGA治療に有効な薬として推奨されています。

フィナステリドは、脱毛症の原因となる男性ホルモンを抑制しますが、リスクも合わせ持つ薬です。男性ホルモンは男らしい骨格や筋肉を形成するうえで大切なホルモン。そのため抑制しすぎると、骨や筋肉が衰える原因になります。 医師と相談したうえで、適量を摂取するようにしましょう。女性の場合は妊娠した際、胎児に影響を及ぼす危険があるため、フィナステリをド内服すべきではないとしています。

デュタステリドの内服

AGA(男性型脱毛症)の治療薬に使用する有効成分「デュタステリド」。2016年6月から発売されているザガーロに含まれている有効成分です。今やミノキシジルやフィナステリドと並んでAGA治療に効果的な成分とされています。

デュタステリドは、フィナステリドと同様にジヒドロテストステロン(DHT)の生成を抑制。DHTを抑制して男性型脱毛症の進行を遅延させます。デュタステリドのDHTを生成する5αリダクターゼの阻害効果は、 フィナステリドの約3倍です。5αリダクターゼには、1型と2型の2種類があり、フィナステリドは主に2型の5αリダクターゼの働きを抑制します。

一方、デュタステリドは1型と2型両方の働きを抑制。このように、デュタステリドは5αリダクターゼに対して高い効果を発揮するため、フィナステリドよりも高い効果が期待できるのです。そんなデュタステリドを使ったAGA治療も、2017年版のガイドラインで強く勧められています。

国内で実施されたデュタステリド 0.5 mg/日を用いた,120 名の男性被験者を対象とした観察期間 52 週間の非ランダム化試験において38),直径 30 μm 以上の非軟毛数,硬毛数,非軟毛直径が 52 週に各々 13.5/cm2,15.2/cm2,6.5 nm 増加した.皮膚科医のパネル 3 名による頭頂の写真評価(7 ポイントスコアリング)では,26 週に 1.34,52 週に 1.50 といずれもベースラインより有意に毛量が増加した 出典:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版

デュタステリドもフィナステリドと同様に、体内のホルモン量に働きかけるため、適量を守って摂取してください。

ミノキシジルの外用

AGA治療薬のミノキシジルは、もともとアメリカの大手製薬会社が、高血圧患者が用いる薬剤されたもの。服用を続けた患者が「多毛症になった」という事例が報告されたのがきっかけになり、AGAの研究がすすめられました。

ミノキシジルは、男性脱毛症の治療薬として高い効果が期待できると、数々の論文で発表されています。 国内で行われた実験でも、発毛効果を裏付ける結果が立証されました。

薄毛の原因の一つは「頭皮の血行悪化」です。もともとミノキシジルは、血管を拡張して血流の改善を促す効能があります。血流が良くなれば頭部の毛細血管を通して毛包に栄養が届けられ血行不良の改善、髪の生成・成長のサポートが可能に。 結果として、ミノキシジルの効能であるが、頭皮環境の改善、増毛効果を生んだと考えられています。2017年版ガイドラインでも、ミノキシジル成分を5%含んだ外用薬治療が推奨されていました。

2なお,国内では 2%ミノキシジル液を用いた臨床試験はなされていないが,1%ミノキシジル液を用いた,280 名の女性被験者を対象とした観察期間 24 週までの男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版ランダム化比較試験が行われ,脱毛部 1 cm2 内の非軟毛数のベースラインからの増加は,プラセボ群が平均2.03 本,1%ミノキシジル群が平均 8.15 本と,1%ミノキシジル群はプラセボ群に対して有意な(p<0.001)発毛促進効果を示した64). 出典:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版

ミノキシジルは男性だけでなく女性も服用可能です。ただし、 男性と女性ではミノキシジル外用薬の成分濃度が変わります。男性は5%、女性は1%が良いと2017年版ガイドラインでは記載されていました。同じ処方薬を男女で併用しないように、医師の診察を受けて自分に適した量を処方してもらいましょう。

ランクB(行うように勧める)のAGA治療薬・治療法

自毛植毛

自分の毛髪の薄くなった部分に頭皮の毛を移植する自毛植毛は、外科的治療の一つです。2017年版ガイドラインでは、男性型脱毛症に対する自毛植毛はランクB、女性型脱毛症に対する自毛植毛はランクC1に位置づけています。

2015年度には、世界各国で自毛植毛術の検証が実施されました。397,048件(男性84,7% 女性15,3%)中、82,5%という高い生着率が得られることがわかっています。 自毛植毛術は自分の毛を移植するため、拒絶反応がほとんどありません。移植された毛包は、もともと頭皮にある毛包と変わらない作用を持っており、移植後も自毛として成長。成長、退行、休止、脱毛という本来のヘアサイクルもそのまま受け継がれるため、自然な髪に仕上がります。

フィナステリド及びデュタステリ ド内服やミノキシジル外用による効果が十分でない症 例に対して,他に手段がない状況において,十分な経 験と技術を有する医師が施術する場合に限り.男性型 脱毛症には自毛植毛術を行うよう勧め,女性型脱毛症には行ってもよいこととする. 出典:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版

自毛植毛はAGAの原因を根本的に改善したわけではありません。費用が高額なうえに採取できる髪の量や移植範囲にも限界があるため、デメリットもあることを認識しておきましょう。2017年版ガイドラインでは、内服薬や外用薬などの治療から行っても効果がみられなかった場合に推奨されている治療法です。

LEDおよび低出力レーザー照射

2017年版のガイドラインから登場したLEDおよび低出力レーザー照射によるAGA治療法。2000年ごろからアメリカを中心に、世界各国へ広まりました。 頭皮に低出力のレーザー光を当てて、ミトコンドリア、毛包上皮細胞や毛包幹細胞などを活性化。発毛を促します。

医学的な根拠はまだ解明されていませんが、日本の厚労省にあたるアメリカの公的機関FDA(アメリカ食品医薬品局)から認可されました。肌荒れや蕁麻疹などの副作用は軽微なので、今後日本で広まっていく可能性は十分あります。2017年版のガイドラインではレーザー照射後の増毛効果を裏付ける実験データも公開されていました。

女性122名の被験者を対象とした観察期間26週間のランダム化試験において75),成長期毛の数は,女性において 9-beam レーザー照射群は 20.2 本/cm2 (コントロール群 2.8 本/cm2),12-beam レーザー照射群は 20.6 本/cm2(コントロール群 3.0 本/cm2)と有意に増加していた.また男性でも同様に有意にレーザー照射群の毛髪が増加していた 出典:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版

上記のような研究結果が複数あるため、推奨度Bとしているのでしょう。科学的根拠が明確にされれば、次回のガイドライン更新では推奨度Aになる可能性が十分にあります。

アデノシンの外用

旧ガイドラインにおいて、C1に位置づけされていた治療法です。2017年ガイドラインでは、男性型脱毛症の治療に対して、良質な根拠と事例があるためランクBに適用されました。アデノシンは、ミノキシジル同様に血圧降下作用や血流増加の効果が期待できる成分です。

 先ず男性型脱毛症に関して,0.75%アデノシン配合 ローションを用いた,101 名の男性被験者を対象とし た観察期間 6 カ月間のランダム化比較試験において, 毛髪径・軟毛率・太毛率の中等度改善以上の改善率は, アデノシン配合ローション群は51名中41名(80.4%) 出典:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版

ローションを使った実験では、8割以上の人で増毛効果が確認できました。アデノシンはFGF-7とVEGFを産出を促進させる作用があります。VEGFとは「血管内皮細胞増殖因子」とよばれ、新しく血管を作るときに産出する成長因子です。血管が増えると、髪に必要な栄養も行き届きやすくなるため、発毛効果が期待できます。ガイドラインでは、ローションを使った実験でミノキシジル外用薬と同等の結果が検出されました。

ミノキシジルと似た効果が得られるアデノシンですが、女性のみランクC1となっています。原因は、女性の薄毛治療を含めた根拠が不足しているため。ただ、アデノシンを含む女性用市販薬は販売されています。副作用も軽微なことをふまえると人体的被害は軽微なので、ランクC1に設定されました。

ランクC1(行ってもよい)のAGA治療薬・治療法

カルプロニウム塩化物の外用

現段階では、男女ともにC1のAGA治療法です。カルプロニウム塩化物には、血管拡張作用があります。頭皮に直接塗布して血行不良にアプローチ。髪を成長させる細胞は、血液で運ばれた栄養素や酸素を吸収して活動します。つまり、血行の改善は丈夫な髪の毛を生成するために欠かせません。そのため血管を拡張させて血行を良くするカルプロニウム塩化物は、AGAの治療方法として取り扱われています。

5%カルプロニウム塩化物を用いた,6 名の男性被験 者を対象とした観察期間 1 カ月間の二重盲検非ランダム化比較試験において,6 例中 4 例で脱毛減少あるいは発毛がみられ,有効と判断された.一方,カルプロニウムを含まない偽薬では有効例はなかった83). 出典:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版

カルプロニウム塩化物が配合されているシャンプーやローション(1~2%濃度)は一般医薬品としてドラッグストアで購入できます。男性を対象に行った5%のカルプロニウム塩化物を用いた実験では、「やや有効」と結果がでました。現段階では実証データが少ないため、ガイドラインではC1という評価になっています。

t-フラバノンの外用

花王株式会社によって独自に開発された成分です。育毛トニックやローションに配合されていますが、有効性を示す根拠に乏しいため、C1という位置になりました。 2017年版の診療ガイドラインでは、男性を対象にした研究事例が報告されています。

半年間、14名の男性を対象に行われた実験において、被験者男性全員に変化が見られた変化は、新生毛の増毛。毛径平均値が試験開始時と比較して約 20%増大しました。 しかし、t-フラバノンと増毛を紐づけるデータとしては乏しいとのこと。女性型円形脱毛症に対する効果を立証できるデータもないのが現状です。

t- フラバノン配合育毛剤を用いた,14 名の男性被験 者を対象とした観察期間 6 カ月の非ランダム化比較試 験において,毛髪径が増大し,特に新生毛の毛径平均 値が試験開始時と比較して約 20%増大していた.ま た,外用 4 カ月後と 6 カ月後に抜け毛数が有意に減少 し(20%以下),プラセボでは変化がなかった 出典:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版

t-フラバノンの有効性は、男女ともに、根拠が不足しています。しかし、副作用がほとんどないため、「行ってもよい」と記載されていました。

サイトプリンおよびペンタデカンの外用

2010年版の診療ガイドライン同様に、2017年版でもランクは「C1」です。サイトプリンは、男性型脱毛症に対して1件の研究報告があります。しかし、女性型脱毛症に対する有効性は現時点で報告されていません。ペンタデカンは、男性型脱毛症、女性型脱毛所それぞれ1件ずつ有効性を示す研究報告があります。

サイトプリンの有用性に関して,男性型脱毛 症に対する 1 件のランダム化比較試験が実施されてい るが,女性型脱毛症に対する臨床試験は実施されてい ない.また,ペンタデカンの有用性に関して,男性型 脱毛症に対する 1 件のランダム化比較試験と女性型脱 毛症に対する 1 件の症例集積研究が実施されている. 出典:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版

どの報告も、円形脱毛症の改善を裏付ける根拠には乏しいとのこと。ただ副作用が軽微なため、使用を認められた外用療法です。

ケトコナゾールの外用

抗酸作用を持つケトコナゾールは、もともと水虫やカンジダ症の殺菌薬として使用されていました。そんなケトコナゾールには、男性ホルモンの過剰分泌によるAGAを抑制する効果があるといわれています。体内の男性ホルモンを生成するCYP17という酵素の働きを抑制することで、AGAの原因となるホルモンの生成を防ぎます。

現在では、ケトコナゾールを配合した薬用シャンプーも登場しており、認知度も高まっています。しかし、ガイドラインでは有用性が低いことを明確にした実験結果が紹介されていました。

2% KCZ シャンプーとフィナステリド内服 (1 mg/日)を併用した,10 名の男性被験者を対象とし た観察期間 12 カ月の非ランダム化比較試験において, 3 人の皮膚科医師の診察による毛髪の成長もしくは脱 毛程度を 5 段階で評価したが,フィナステリド内服 (1 mg/日)のみと,2% KCZ シャンプーとフィナステ リド内服(1 mg/日)の併用群で有意差はなかった97). 出典:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版

フィナステリド単体、フィナステリド内服、ケトコナゾールシャンプーは、発毛効果がさほど変わらないとのこと。女性の円形脱毛症に対する根拠もないと発表されました。

かつらの着用

薄毛や増毛に対する根本的な治療法ではありません。2017年版ガイドラインでは、通常の治療で改善できない場合や患者の生きがい・満足度が低下した際に推奨しています。

女性被験者では,かつらの 使用により重症度に関わらず QOL は向上したが, QOL が向上しても満足度が高まる結果ではなかった. かつらの着用による副作用は特に報告されなかった.  以上より,かつら着用は脱毛症状を改善するもので はないが,通常の治療により改善しない場合や,QOL が低下している場合に,行ってもよいことにする 出典:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版

男女ともに少しQOLは上向きになりましたが、満足度含めると大きな差はありません。ただ、C1に位置付けされていることを踏まえると、一定数の需要があるのでしょう。ガイドラインは、根本的な薄毛の治療や改善やケアにとどまらずメンタル面もふまえたうえで推奨ランクを決定しています。

ランクC2(行わない方がよい)のAGA治療薬・治療法

ビマトプロストおよびラタノプロストの外用

2017年に発表されたガイドラインに記載されたビマトプロストおよびラタノプロスト。元々、緑内障の点眼治療で眼圧を下げるために使用されている医薬品です。ラタノプロストには、まつ毛を太く・濃くする副作用があります。そのため、長期間ラタノプロストを点眼している患者のまつ毛は増えたそう。このような背景をふまえてAGA治療に効果があると仮説が立ち、研究が行われました。

しかし、薄毛治療の改善を紐付ける医学的根拠は実証されていません。そのため「AGA治療には使用しないほうがよい」と、ガイドラインに記載されています。

0.1%ラタノプロストを用いた,16 名(平均年齢 23 ~35 歳,Hamilton 分類 II~III)の男性被験者を対象 とした観察期間 24 週間のランダム化試験において,プ ラセボ対照との左右比較による発毛効果の評価によ り,治療群では 50%が改善,44%が変化なし,6%が 悪化した.また画像解析では,治療群の毛密度が上昇 していた102). 出典:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版

2017年版ガイドラインには、ラタノプロストを使った実験が1件だけ記載されていますが、未知の部分が多く、安全性・有用性に欠けるとのこと。したがってガイドラインではなるべく使用しないように定めています。

成長因子導入および細胞移植療法

2017番ガイドラインから登場したAGA 治療法です。成長因子を頭皮に注入する育毛メソセラピーがこれに該当します。AGA専門病院で行われている治療ながら、推奨度はc2。期待値は高いものの、推奨度が低い理由についてガイドラインは、以下のように説明されています。

これらの臨床試験の多くは,限られた施設 における,倫理委員会の承認を必要とする先進医療の 段階にあり,安全性なども含め,その有効性は決して 十分に検証されているとはいえない.  以上から成長因子導入・細胞移植療法は今後が期待 される治療法ではあるものの,「再生医療等の安全性の 確保等に関する法律」などの法規に則って施術する必 要のあるものも多く,現時点では広く一般に実施でき るとは言い難いため,行わない方がよいことにする 出典:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版

成長因子導入を目的とした育毛メソセラピーは、先進医療のため安全性や効果について検証が十分に行われていません。現段階では、限られた施設のみ導入している状態。ガイドラインでは、今後普及するに至って正確な目処がたたないためc2にしていると記載されていました。

ランクD(行うべきではない)のAGA治療薬・治療法

ミノキシジルの内服

意外にもミノキシジルの内服は、男女ともにランクDです。ミノキシジルは、血液量を上げて全身に多毛を起こす作用があるため、発毛治療用の内服薬として処方されています。現状、最も効果が高い治療法といわれており、多くの専門病院で取り扱っている治療法です。

しかし、ガイドラインによると「日本で認可されていない」「医師が安易に処方してしまう」「一般人が海外から簡単に入手できる」。医薬品医療機器等法の観点から問題視されています。

ミノキシジルは降圧剤として開発されたが本邦では 認可されていない.また,男性型脱毛症に対する治療 薬としても認可されている国はない.それにもかかわ らず,全身の多毛症を起こす副作用があることを根拠 に,医師が安易に処方したり,一般人が個人輸入で入 手し服用することがあるので,医薬品医療機器等法の 観点から問題視されている.  多毛症以外のミノキシジル内服薬の副作用の報告は 少なく,内服用製剤の添付文書中の市販後調査欄に, 胸痛,心拍数増加,動悸,息切れ,呼吸困難,うっ血 性心不全,むくみや体重増加などの重大な心血管系障 害が生じるとの記載がある. 出典:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版

未だミノキシジルの内服は検証されていないのが現状。2017年版ガイドラインでは、なるべく使用しないように呼びかけています。「発毛目的で安易に取り入れるのではなく、リスクや体調、持病などをふまえて医師に相談し、納得したうえで治療を行うほうが良い」と記載されていました。

人工毛植毛

アメリカのFDA(食品医薬品局)は、人工毛自体は有害であると考えています。日本でもその影響を受けて、2017版のガイドラインでは男女ともに人工毛植毛を行わないように記載されていました。人工毛植毛は、ナイロンやポリエステルといった化学繊維を頭の皮膚に埋め込む治療法です。体内に異物が入る、除去しようと抵抗します。これが拒絶反応です。植毛した部分から炎症や感染症などの 皮膚トラブルを起こした事例が数多く報告されているためDランクの評価を受けています。

人工毛植毛術については,過去に多くの有害 事象の報告があるため70),米国の食品医薬品局(Food and Drug Administration)は人工毛自体を有害器具と して指定し,人工毛の使用を事実上禁じている 出典:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版

日本国内で人工植毛術を行うことは法外にはなりません。しかし、安全面を決定づけるエビデンスがほとんどないのが現状です。そのため、ガイドラインでは「行うべきではない」とまとめられていました。

育三(34歳/サラリーマン)

20代から気になりはじめた薄毛。雨に濡れた自分の頭皮に愕然した、32歳の夏。薄毛の大半がAGAという症状が原因と知り、治療法を必死に調べ、見事復活を遂げた僕の手記を皆様にお届けします。

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